ダイビングが向いていない人とは?その不安、解消します!
こんにちは。「プロぼっちダイバー」kazu(@kazu_anemone12)です。
- 泳げないし、耳抜きも苦手…
- 海が怖い…
- もしかして、自分はダイビングに向いていないのかも…
まだダイビングしたことないけど、上記のような「自分は○〇だからダイビング向いていない…」と考えている人はとても多いです。
結論から言うと、ダイビングは基本的に向いていない人はいません!
なぜなら、ダイビングする上での悩みの多くはメンタル的な部分であり、それらは対処できる可能性があるから。
そこで、今回は「ダイビングが向いていないと感じる人の悩み、不安を解消できるような記事」を書いていきます。
まだ始めてもないのに、「自分には向いていない…」と考えるのはとてももったいない!
以下の記事では、「1人でも安心してダイビングを始める方法」を徹底解説しております。ご参考にどうぞ。
【解決策も紹介】ダイビングに向いていないと感じる人の悩みを徹底解説
ここでは、「ダイビングに向いていないと感じる人のよくある悩み」をまとめてみました。
- 海が怖い
- 水中が怖い
- 泳ぐのが苦手
- 耳抜きができない
- 船酔い、波酔いが心配
- ダイビング中のアクシデントが怖い
- サメが怖い
順に紹介するのと、その解決策をお話していきますね。
①海が怖い
- 単純に海が怖い…
- 海の深さ、波が怖い…
上記のように、海への得体のしれない怖さを感じる人がいます。
この場合は、「海=楽しい」というイメージに変換させることが重要になります。
解決策は、以下の通り。
- ダイビング経験を積む
- ダイビングショップのスタッフとお話する
海に対する恐怖心は、ダイビング経験を積むのが一番。
最初は怖いと感じても、いざ潜ってみたら海の美しさに魅了され、恐怖心など忘れてしまいます。
でも、潜るまでのあと1歩が進めない…
潜る前から不安があるなら、ダイビングショップのスタッフとお話してみてください。
自分がいま不安に感じていることを素直に伝えれば、抱えている不安を払拭してくれる可能性があります。
また、ライセンス講習中では「安全に楽しくダイビングを行う方法」を学びます。
例えば、
- マスク(水中メガネ)に水が入った場合の対処方法
- 酸素ゲージが0になってしまった場合の対処方法
- 水中での泳ぎ方(フィンキックや中性浮力など)
どれも初心者でも練習すれば必ず身につけられる内容です。
万が一、海の中で何かあっても対処方法を知っておけば恐怖心を抑えられますよ。
対処方法が分かれば、海も怖くない!
また、当ブログ「うみたび。」でもダイビングの魅力や楽しさについて語っている記事を書いております。
海での楽しみ方や魅力が理解できれば、海への不安を払拭できるかもしれません。
ぜひ、ご参考にしてくださいね。
②水中が怖い
- 水中でうまく呼吸できるか不安…
- パニックになってしまいそう…
海の中は、本来人が生きることができない領域。
そんな場所で「普段と同じように呼吸なんてできるの?」と怖くなってしまうのは、ごく自然なことです。
解決策は、以下の通り。
プール講習時に水中で呼吸することに慣れること。
水中が怖い人は、泳げない且つ「水中で息できなかったらどうしよう…」と考える人がほとんど。
ですが、泳ぐのはダイビングの方がとても簡単です。
なぜなら、毎回息継ぎする必要がないから。
ダイビング中は「レギュレーター」と呼ばれる呼吸器を口に咥えて呼吸するので、タンクの酸素が無くならない限り、呼吸できます。
あとはライセンス講習のプール実習で「自分が怖くない!」と感じるまで練習するのが大事。
ダイビング器材があれば、水中は怖くない!
③泳ぐのが苦手
泳ぐのが苦手だから、ダイビング向いていないのかも…
結論からいうと、ダイビングは泳げなくてもできます!
なぜなら、「水泳」するのと「ダイビング」するのとでは技術がまったく違うから。
実際、出会ったインストラクターにも元々泳げない人がいるくらいです。
ボクも講習中、泳げない人に出会いましたが、ダイビング中は普通に泳いでいました。
なぜ「ダイビング」は「水泳」とは違うのかというと、理由は以下の通り。
①器材のおかげで浮くように設計されているから
②息継ぎがいらないから
③ずっと泳ぐわけではないから
ダイビングは器材のおかげで、平泳ぎやクロールなどしなくても楽々に泳げてしまいます。
もともとダイビング器材は「浮く」ように設計されているので、足のフィンを動かすだけで進みますよ。
詳しくは、以下の記事で解説しております。ご参考にどうぞ。
④耳抜きができない
耳抜きができないから、海に潜れないんだよね…
耳抜きは、ダイビングをする上で必ず必要なスキル。
耳抜きができないと、水圧によって鼓膜が破れてしまう恐れがあります。
実はボクも、ダイビング講習時に片耳だけうまく抜けず、悩んでいた時期がありました。
そのときお世話になったインストラクターにアドバイスを求めたところ、以下の解決策が伝えられました。
- 毎朝起きたら、耳抜き練習をする
- 朝以外にも、気づいたときに耳抜きをする
耳抜きは、練習すればできるようになるとのこと。
これらを実践したところ、少しずつ耳抜きできるようになり、今では不自由なく潜れるくらいになりました。
実はこのインストラクターも、耳抜きができず悩んでいたのだとか。
耳抜きに不安がある人は、今からでも練習してみてください。
耳抜きの訓練用に、以下のグッズを紹介します。
鼻から空気を入れて風船を膨らませるトレーニングとなります。
気になる方は、購入を検討してみてください。
また、ダイビング中どうしてもうまくいかない場合は、「鼻をつまみながら唾を飲み込む(トインビー法)」をおすすめします。
ボクも、耳抜きの練習をしてすぐにできるようになった訳ではなく、抜けないときはトレンビー法をやっていました。
⑤船酔い、波酔いが心配
- 乗り物酔いしやすい体質だから心配…
- 船酔い、波酔いして楽しめなさそう…
実はボクも、かなり乗り物酔いする人です。
人の運転でも酔ってしまいますし、ボートダイビングのときは船酔いが酷すぎて全然ダイビングに集中できませんでした。
しかし、そんなボクでも今では一切船酔い、波酔いせずダイビングしております。
それが、以下の船酔い対策を行ったから。
①前日の睡眠を十分に確保する
②船に乗る際は、空腹、満腹を避けて軽食を取っておく
③船に乗る1時間以上前にアネロンを飲む
④船で移動中は景色を楽しむ
特に「アネロン」という最強の酔い止めを飲んでから、人生変わりました!(笑)
『アネロン』とは、エスエス製薬が販売している酔い止めで、ダイバーに最も人気がある酔い止めです。
「船酔いしやすい人はとりあえずこれ飲んどけ!」と色んなインストラクターに言われるくらい信頼と実績があります。
『アネロン』は、薬局やインターネットでも簡単に購入できるのも魅力の1つ!
詳しくは以下の記事で『アネロン』の魅力を語っております。
アネロンを飲んでおけば、「船酔い知らず」になれますよ。
⑥ダイビング中のアクシデントが怖い
- ダイビング中、漂流したら怖いな…
- 万が一、海の中で空気残量が無くなったらどうしよう…
たしかに、ダイビング中に1人だけ遠くに流されてしまったり、水中で酸素ゲージが「0」になったときのことを想像するとゾッとしますね。
上記以外にも「ダイビング中のアクシデント」はりますが、それらには対処方法が存在し、ライセンス講習で学べます。
なので解決策は、以下の通り。
「ダイビング中のアクシデント」に巻き込まれたときの対処方法を学び、準備をしておく
今回の例でいうと、「万が一、海に漂流した場合」は以下の対処方法があります。
①浮力を確保する
②状況を確認する
③グループで固まる
④エマージェンシーグッズを使用する
⑤体力を温存する
以上のような順番で対処します。
詳しくは、以下の記事で解説しておりますので、ご参考にどうぞ。
また、ダイビング中に酸素ゲージが0になってもインストラクターかバディから酸素をもらうことができます。
レギュレーター(呼吸器)には予備の空気源ホース「オクトパス」があるので、バディからオクトパスをもらえます。
分けてもらったら、一緒にゆっくり浮上すればOK。
このように、「万が一、水中で何かあったとき」の対処方法は存在し、これらはライセンス講習時に学ぶことができます。
なので、安全にダイビングするなら「準備を怠らない」ようにしましょう。
⑦サメが怖い
ダイビング中、サメに襲われるのが怖い…
たしかに、海泳いでいたら自分よりデカいサメに襲われたらと考えると、めちゃくちゃ怖いですよね(笑)
結論から言うと、基本的にサメに襲われる心配はしなくて良いです。
なぜなら、ダイビング中にサメに襲われる事例が少ないから。
でも、サメに襲われたという事例は聞いたことあるよ?
たしかに、サメに襲われる事例はあります。
しかし、フロリダ自然博物館が公開している「InternationalShark Attack File」という「世界の海でサメに襲われた事例をまとめたサイト」によると、以下の通り。
1580年~現在に至るまでに、サメに人が襲われた事故の合計数を示しております。
アメリカでは1604件、オーストラリアでは691件ですが、日本はなんと15件。
過去440年以上、サメに襲われた事例はたったの15件です。
これは、ボクも驚きの結果ですね(笑)
しかも、そのどれもがレジャーダイビング以外での事例とのこと。
日本において、レジャーダイビング中にサメに襲われたという報告はありません。
ちなみに、世界で危険なサメは主に、
- ホホジロザメ
- イタチザメ
- オオメジロザメ
となります。
それでも万が一、サメが人を襲うとしても、理由は以下の通り。
- 人をエサと間違える
- 防衛本能
こちらから刺激を与えない限り、襲われることはほぼないです。
なのでダイビング中、過度にサメを警戒する必要はありません!
持病をお持ちの方は、一度医師との相談が必要
上記でお話したように、ダイビングが向いていないと感じる悩みの多くはメンタル的な部分であり、それらは対処できる可能性があります。
しかし、健康上の理由は例外となり、医師との相談が必要です。
- 持病を持っている人
- 心臓や肺などに疾患を持っている人
- 耳の疾患を持っている人
もし当てはまる人がいたら、一度医師と相談しましょう。
どこに受診すればいいかわからない場合、「DAN JAPAN」のDD NET(ダイバーズ ドクター ネットワーク)で調べましょう!
ダイビングに理解ある医師に診てもらうのがおすすめです。
一般財団法人 日本海洋レジャー安全・振興協会が運営している公益事業。「DD NET」や緊急ホットラインなどの医療関連サービスやダイビング中のケガについて補償する保険サービスを行っている。(公式サイトはこちら)
【まとめ】ダイビング向いていないと思う要素があるなら、インストラクターに相談しよう!
今回は、「ダイビングが向いていないと感じる人の悩み」と「その不安を解消する」記事を書きました。
- 海が怖い
- 水中が怖い
- 泳ぐのが苦手
- 耳抜きができない
- 船酔い、波酔いが心配
- ダイビング中のアクシデントが怖い
- サメが怖い
今後ダイビングライセンスを取りたいときに何か不安な要素があるなら、申し込み時あるいは講習時に必ずインストラクターに伝えておきましょう。
今回の記事に書かれていない悩みを抱えているし、こんなの絶対解決できない…
そう諦めてしまうのではなく、まずはインストラクターに伝えてみましょう。
もしかしたら、同じ悩みを持っていた人がいるかもしれません。
実際、ボクも「耳抜きがとても苦手」で自分はダイビングに向いていないのでは?と感じた時期がありました。
しかし④「耳抜きができない」でもお話したように相談したところ、そのインストラクターも同じように悩んでいた時期があり、そのときに「耳抜きのコツ」を教えてくれました。
このおかげで、今では楽々に耳抜きができるように!
このように、自分が抱えている悩みはインストラクターも同じように抱えていた過去があり、それを乗り越えた経験とスキルがある場合が多いです。(もちろんインストラクターの経験値にもよりますが…)
ダイビングする上で不安要素があるなら、経験豊富なインストラクターに相談することをおすすめしますよ。
以下の記事では、「1人でも安心してダイビングを始める方法」を徹底解説しております。ご参考にどうぞ。