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【たった5つだけ】ダイビング中に漂流してしまったときの対処方法

kazu(かず)

こんにちは。「プロぼっちダイバー」kazu(@kazu_anemone12)です。

ニュースなどで「ダイビング中の漂流事故」をご覧になったことはありますでしょうか?

ダイビングでの漂流事故は世界で毎年何件か発生しております。

その中には無事全員救出されたケースもあれば、見つからずに行方不明のままの事例もあるとか。

今年(2023年)の6月にも、沖縄でダイバー7人が漂流してしまったニュースが記憶に新しいかと思います。(沖縄タイムス+https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1173456

幸いなことに「7人全員救出」できたので、本当によかったですね。

このような事故に遭う確率は低いものの、ダイビングを行う限りはその危険は常に付きまとってきます。

  • ダイビングって怖いのかな?
  • ダイビング中に流されてしまったらどうしよう…

自分が漂流されたときを考えたら怖くて、夜眠れなくなる人達がたくさん出てくるかと思います。

そこで今回は、プロダイバーであるボクが「ダイビング中、海に流されてしまったときの対処方法を5つ紹介」していきます。

漂流してしまったときの対処方法【5つ】

①浮力を確保する
②状況を確認する
③グループで固まる
④エマージェンシーグッズを使用する
⑤体力を温存する

この記事は万が一、漂流されてしまった場合にどのように対処すればよいかを学んでもらう目的で書いております。

ボクもできるだけ調べて書きましたが、「もっとこんな対処方法がある!」「これは適切ではない」などのアドバイス、ご指摘などがあればコメントでご教示頂けるとありがたいです。

この記事を読むことで、今後漂流事故に遭っても救助される確率がグッとあがりますよ。

以下の記事で、緊急事態時に使えるアイテムを紹介しているので、ご参考ください。

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PADIダイブマスター(プロのライセンス)
一人でダイビングを始めて4年(2024年7月まで)で170本
離島(特に沖縄)が大好きで、年4回以上行くことを目標に生きてます
【潜った場所】
富戸、IOP、逗子、伊東、大瀬崎、熱海、江の島、川奈、伊豆大島、串本、井田、雲見、八幡野、石垣島、竹富島、黒島、渡嘉敷島、西表島、奄美大島、久米島、宮古島、波照間島、与論島
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ダイビング中に漂流してしまったときの対処方法を5つ紹介!

  • ダイビング中、浮上して船に戻ろうと思ったら見つからない!
  • ドリフトダイビング中、迎えに来てくれるはず船がこない!

このように、自分が漂流している可能性が高い状況が発生したら、以下の5つの対処方法を行いましょう。

漂流してしまったときの対処方法【5つ】

①浮力を確保する
②状況を確認する
③グループで固まる
④エマージェンシーグッズを使用する
⑤体力を温存する

順番に解説していきます。

【漂流対策①】浮力を確保する

水面まででたらとにかく浮力を確保しましょう。

水面にいた方が見つかりやすいという理由があるからです。

浮力を確保する際は以下の2つを行います。

  • BCDに空気を一杯に入れる
  • 身につけているウエイトを捨てる

ここで「ウエイトはちょっと…」という考えは、ウエイトと一緒に捨てましょう。(気持ちはわかります)

ウエイトを捨てることは、できるだけ浮力を確保する目的以外に、体力を温存する目的もあります。

【漂流対策②】状況を確認する

漂流したときの話だけではありませんが、とにかく冷静になって周りの状況を把握することが重要です。

「いま自分はどんな状況なのか」、冷静に把握することで心理的なパニックを起こさないようにしましょう。

ここで焦ってパニックになってしまうと、次に何をすればよいかがわからなくなってしまいますし、全体に不安感が伝わってしまいます。

いまの状況を冷静に把握し、「自分達で協力してこの場をなんとかしなければならない!」と気持ちを落ち着かせて一緒に行動するのが大事になってきますよ。

そうはいわれても、いざ自分が事故に遭ったらパニックになってしまうかも…

気持ちはわかります(笑)

それでも「とにかく冷静になる!」ことを意識して自分を落ち着かせるのが生き残る際に重要になってきます。

【漂流対策③】グループで固まる

漂流したら、とにかくグループでまとまりましょう。

人見知りだからといって、個人行動しないように。

なぜなら広い海で1人1人でバラバラにいるよりも、一緒に固まっていた方が発見される確率は非常に高くなるからです。

このときバラバラにならないように、紐などでBCDなどに繋げておきましょう。

さらに、一緒に固まることで以下のメリットがあります。

  • シグナルフロートなど、エマージェンシーグッズを共有できる
    →特にシグナルフロートは、本数があればあるほど船や上空から見つけやすいので積極的に使用しましょう。
  • グループ内で励まし合うことで、メンタル面のケアができる
    →海に1人孤独だとメンタル面でやられてしまう可能性があります。(考えてみるとゾッとしますね)そんなときでも、皆といることで励まし合うことができます。
  • 「体温の低下」や「疲労」などによって寝てしまわないようにグループ内で管理できる
    →一番危険なのが、浮いたまま寝てしまうこと。季節や場所、天気によっては体温がどんどん奪われてしまいますし、疲労も蓄積されていきます。周りに寝ないように起こしあうのも重要になってきます。

このように、1人でいるより複数で固まっていた方が生き残る可能性がグッと高くなることがわかります。

ここでは、リーダーもしくはトレーニングを積んだガイドが中心になってグループをまとめますが、1人1人が状況を把握して積極的にまとまることが重要になってきます。

【漂流対策④】エマージェンシーグッズを使用する

今後、万が一のトラブルに備えて必ず1つはエマージェンシーグッズを持つようにしましょう。

代表的なものとしては、シグナルフロートが挙げられます。

自分が持っている場合は、惜しまず積極的に使用しましょう。

また、複数のシグナルフロートを使用したほうが船や上空から見つけてもらいやすいです

実際に過去の事例で、複数のシグナルフロートを使用したおかげで全員救助された事例があります。

なので他にも持っている人がいるなら、できるだけ多くのシグナルフロートを使用するように促しましょう。

広大な海にポツンと人がいても、船や上空から探しても見つけにくいとのこと…
考えただけでも「ウォーリーを探せ」より高難易度だと思います。実際に水面にいるダイバーから船は見えてても、船から水面にいるダイバーはとても見えにくいとのこと。近くに船がいるからといって「見つけてもらえた!」と思わず、シグナルフロートなどを使用してこちらの存在をアピールしましょう。

以下の記事で、ダイビング中の緊急事態に使えるアイテムを紹介しております。
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【漂流対策⑤】体力を温存する

助けを待つときは、なるべく体力を温存するために浮いて待つようにしましょう。

もし遠くに島や陸地を見つけても、無理して泳がずにできるだけ力を抜いて流れに身を任せます。

体力はいざという時まで温存するのが非常に重要です。

陸地に近づいて泳げる範囲になったら、潮の流れを読んで離れてしまう前に陸に向かって泳ぐようにしましょう。

実際にバリ島の漂流事故で、複数と一緒に島へたどり着いたが、一人は体力が尽きており上陸できず、そのまま再び流されてしまった事例があります。その方は後々遺体で発見されたとのこと。

この例から、いざ泳いで上陸する用に体力は温存するのが大切になることがわかります。

【まとめ】万が一のトラブルに備えるのが重要

今回はダイビング中、海に流されてしまったときの対処方法を5つ紹介しました。

漂流してしまったときの対処方法【5つ】

①浮力を確保する
②状況を確認する
③グループで固まる
④エマージェンシーグッズを使用する
⑤体力を温存する

この5つを覚えておくだけでも、漂流されても助かる可能性は飛躍的にあがります

この5つ以外にも、ダイビング前に緊急事態時の手順と準備の打ち合わせを徹底して行うのも重要になってきます。

インストラクターの指示はしっかり聞いて、「緊急事態時はどのような対処をすればよいのか」ちゃんと理解してからダイビングしましょう。

この記事を読むことで、少しでもダイビング生活の役に立てればと思います。

ありがとうございました!

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