泳げない人でもダイビングができる3つの理由【水中は怖くない】
こんにちは。「プロぼっちダイバー」kazu(@kazu_anemone12)です。
これからダイビングを始めたいと考えている人で、下記のような悩みを持つ人はかなり多いです。
- 水中が怖い…
- ダイビング始めたいけど、泳げないから難しいよね?
実際、ダイビングには興味はあるけど、泳げないから諦めている人はかなり多いです。
この記事の結論を先にお話すると、泳げなくてもダイビングはできます!
理由は、「水泳」するのと「ダイビング」するのとでは技術がまったく違うから。
実際、現インストラクターにも「元々泳げない人」はいます。泳げなくてもインストラクターになれるのですから、安心してください。
泳げない人でもインストラクターになれるのですから、安心してください。
他にも、泳げなくてもダイバーになった人は多いようですね。
この記では「泳げない人でもダイビングできる理由」を1つ1つ丁寧に解説することで、
泳げなくて水中が怖い人でも安心してライセンスを取得することが可能になりますよ!
以下の記事では、「ダイビングを始める方法」を1から丁寧に解説しております。
これを読めば、1人でも後悔なく安心してダイビングライセンスを取得できるようになりますよ
【泳ぐってなに?】泳げない人の特徴を丁寧に解説します
上記で、泳げない人でもダイビングはできる!とお話しましたが、ここでは「泳げない人の特徴」から解説していきます。
まずは、言われなくてもわかるかと思いますが、「泳ぐ」を辞書で調べてみました。
これをもう少し詳しく説明すると、
人は息継ぎをしながら、手足を動かして、沈まないように水面を進むことで、泳ぐことが可能になります。
これを逆に言うと、
- 息継ぎが苦手で
- 身体が沈んでしまい
- なかなか前に進まない
という人が、泳げない人の特徴になります。
自分で自由に移動できないから、水中に恐怖感を抱いてしまっている。
これらを知った上で、次になぜダイビングと水泳が異なるかを解説していきますね。
泳げない人でもダイビングができる理由は?
ここでは、「水泳」と「ダイビング」では泳ぐ技術がまったく違う理由を解説していきます。
「泳げない人の特徴」を1つ1つ解決していく形で、解説しますね
- 息継ぎが苦手
→息継ぎがいらない - 身体が沈んでしまう
→器材で浮力調整できる - なかなか前に進まない
→フィンがある
息継ぎが苦手→息継ぎがいらない!
泳げない人の大半は息継ぎが苦手ですが、ダイビングでは「レギュレーター」という強い味方がいます。
↑レギュレーターです。
レギュレーターとは呼吸器のことで、付いているマウスピースを常に咥えてダイビングします。
なので水泳とは違い、どのタイミングで水面に顔を出して呼吸するかを考える必要はありません。
ダイビングでは吸いたい時にいつでも呼吸することが可能、ということです。
身体が沈んでしまう→器材で浮力調整できる
泳ぎが苦手な人が水中に恐怖心を抱いてしまう理由として、水中で身体が沈んでしまうことが挙げられます。
水中で身体をうまく使えないと、息継ぎができないので怖いに決まっています。
しかし、ダイビングでは浮力調整器具(BCD)を使用するので水中で簡単に浮力が調整できますよ。
BCDとは浮力をコントロールするための器材で、背中にシリンダーを背負うことができます。
左肩に装着している「パワーインフレーター」というものを使用して中に空気を入れたり、出したりして浮力を調整します。
BCDに空気を入れると浮くし、抜けば沈むという単純なシステムです。
また、ウェットスーツも海に浮くような生地を使用しているので、ウェットスーツ単体で海に飛び込んでも自然に浮けるので安心してください。
なかなか前に進まない→フィンがあります
人が泳ぐには、クロールや平泳ぎなど手足をうまく使って泳がなくてはいけません。
しかし、ダイビングでは足に「フィン」を装着して泳ぐので、楽々に進むことができます。
↑足に履くフィンです。
フィンを使用すれば、足を使うだけで前進することができます。
クロールや平泳ぎなどの技術は、まったく必要ありません。
フィンの使い方はライセンス講習で教えてもらえるので、安心!
ダイビングは、ずっと泳ぐわけではない
泳げなくてもダイビングできることはわかったが、体力面が心配…
確かに、ダイビングするには「ある程度の体力」が必要ですが、過度に心配する必要はありません。
なぜなら、ダイビング中はずっと泳ぐわけではないから。
ダイビングは1回(1本)約30分~50分くらいですが、この間ずっと泳ぎ回ることはありません。
行く場所や目的によって、動かない時間の方が多いです
例えば、1か所に留まって生き物の観察をしたり、10分以上1匹の生き物の写真を撮り続ける人もいます。
中には何もせず、ただプカプカ浮くのが好きなダイバーさんもいました。
海の状況や流れの早い場所でのダイビング(ドリフトダイビング)だと話は別ですが、基本的にずっと泳ぎ回ることはないです。
なので、ある程度の体力があれば心配することはありません。
ライセンス講習で、ダイビング器材の扱いを教わろう!
上記でもお話しましたが、ダイビングは泳げなくてもできる趣味です。
しかし、ダイビングを行うには器材を使いこなせるようにならなくてはいけません。
- 器材を使いこなせるか心配
- レギュレーターが壊れたらどうしよう
- 水中でパニックになったらどうしよう
上記のように、特に泳げない人は水中に怖さを感じている人が多いです。
ですが、この辺りの不安はライセンス講習時にしっかりと学ぶことができます。
- 器材の使い方(特徴など)
- 万が一のトラブルに遭遇したときの対処方法
- 水中での身体の使い方、泳ぎ方
上記はライセンス講習だけでなく、体験ダイビングでも海に潜る前に学びます。
いきなり器材を渡されて「はい、飛び込んで!」とはならないので安心してください。
また、何か少しでも不安があるのならインストラクターに伝えるのが重要です。
たまに、「こんなしょうもないこと聞いても大丈夫かな?」と感じて質問できない人がいます。
しかし、不安があるのにそのまま潜るのは水中でパニックになる可能性があります。
どんな些細なことでも、勇気を出して質問しましょう。
どんな小さなことでも恥ずかしがらず、不安に感じたらインストラクターに相談しましょう。
「ダイビングが向いていない人とは?その不安、解消します!」では、ダイビングが向いていないと感じる人の悩み、不安を解消できるような内容を解説しております。
ダイビングに不安を感じている人は、ご参考ください。
ダイビングをする上で第一関門は「耳抜き」
ここで、ダイビングをする上での第一関門のお話をしましょう。
それは、「耳抜き」です。
ボクも耳抜きは苦手でした…
耳抜きは、ダイビングをする上で必ず必要なスキルです。
耳抜きができないと、水圧によって鼓膜が破れてしまう恐れがあります。
実はボクも、ダイビング講習時に片耳だけうまく抜けず、悩んでいた時期がありました。
そのときお世話になったインストラクターにアドバイスを求めたところ、以下の解決策が伝えられました。
- 毎朝起きたら、耳抜き練習をする
- 朝以外にも、気づいたときに耳抜きをする
耳抜きは、練習すればできるようになるとのこと。
これらを実践したところ、少しずつ耳抜きできるようになり、今では不自由なく潜れるくらいになりました。
実はこのインストラクターも、耳抜きができず悩んでいたのだとか。
耳抜きに不安がある人は、今からでも練習してみてください。
耳抜きの訓練用に、以下のグッズを紹介します。
鼻から空気を入れて風船を膨らませるトレーニングとなります。
気になる方は、購入を検討してみてください。
また、ダイビング中どうしてもうまくいかない場合は、「鼻をつまみながら唾を飲み込む(トインビー法)」をおすすめします。
ボクも、耳抜きの練習をしてすぐにできるようになった訳ではなく、抜けないときはトレンビー法をやっていました。
ライセンス講習では、一定の泳ぐ力が問われます
ダイビングライセンス講習では「プール講習」があるのですが、そこで泳力テストがあります。
えっ!?私ほんとうに泳げないよ!?
安心してください。
泳力といっても、マスクやシュノーケル、フィン、ウェットスーツを装備した上で行います。
水着1枚より簡単に、楽々に泳げますよ。
泳力テストの内容は以下の通りです。
マスクやシュノーケル、フィンを装着すれば息継ぎせずに簡単に泳げます。
ウェットスーツは自然と水に浮くような設計になっているので、嫌でも浮きます。
ダイビング器材を全て装着した上で行います。常に浮いている状態で泳げるので、ゆっくり引っ張って泳げば大丈夫です。
上記のように、泳力テストでは器材を装着して行うので、簡単に泳げてしまいます。
【まとめ】ダイビングは泳げない人でもできるが、泳げるに越したことはない。
今回は「泳げない人でもダイビングができる理由」を解説しました。
泳げない人でも、ダイバーになった人はたくさんいます。
しかし万が一のトラブルに遭遇した場合を考えると、泳げるに越したことはないです。
例として、こんなトラブルが想定されます。
- ダイビング中にBCDに穴が空いてしまい、浮力が確保できないなどの「器材トラブル」
- バディが気を失ってしまい、水面を引っ張って岸まで泳がなくてはならない。
また、器材を装備していない時に事故に遭う可能性もゼロではないです。
ボートの移動中に誤って海に落ちてしまったりするのもありえます。(滅多にありませんし、聞いたこともありませんが笑)
ここで重要なのは、自分が泳げないことを自覚した上で、どのように対処すればよいかを学ぶことです。
- BCDに不具合があって浮力が確保できない
→装着しているウエイトを外せばウェットスーツの浮力で浮く - バディが気を失って水面を引っ張って岸まで泳がなくてはならなくなった
→シグナルフロートを使用して、岸にいる人やボートの上にいる人に助けを求める - ボートの移動中に誤って海に落ちてしまう
→移動中はボート内を歩き回らず、手すりにしっかり捕まりながら座る
上記は、ライセンス講習で学ぶことが可能です。
なにか分からないことがあっても、インストラクターに聞けば必ず答えてくれるので、安心してください。
以下の記事では、「ダイビングを始める方法」を1から丁寧に解説しております。
これを読めば、1人でも後悔なく安心してダイビングライセンスを取得できるようになりますよ