【後悔させない】ダイビングライセンス取得前に知っておきたい4つのこと
こんにちは。「プロぼっちダイバー」kazu(@kazu_anemone12)です。
- ダイビングライセンス取得時に後悔したくない…
- 前情報として、知っておくべきことある?
- ショップ選びで失敗したくない…
これからダイビングライセンスを取りたい人で、上記の悩みを持つ人は多いです。
ダイビングは、【時間】と【お金】がかかるスポーツ。
それを割いてまでダイビングライセンスを取るのだから、「こうしておけば良かった…」と後悔したくないですよね?
実際、ネットで調べてみると「ダイビング=お金がかかる」、「悪質なダイビングショップに注意!」という情報がたくさん出回っており、不安に感じたかと思います。
ボクも「この情報、ダイビング始める前に知っておきたかった…」と後悔したことが、たくさんあります。
ネットでも「事前にもっと調べておけば…」という事例をよく見かける
そこで今回は、プロダイバーであるボクの実体験やインターネットにある情報を基に、「ダイビングライセンス取得前に、予め知っておきたい情報」をまとめてました。
- ライセンス講習でかかる【費用の合計】
- 最初から【器材購入】する必要がないこと
- 【都市型ダイビングショップはお高い】こと
- 【ショップ選び】がとても重要であること
この記事を読むことで、ダイビングライセンスを取得する上で少しでも不安要素が無くなり、後悔のないダイビング生活を送れるようになれますよ。
ダイビングは「続けた分、魅力がわかる趣味」なのに、最初でつまづいてほしくない!
できるだけ安く、お得にダイビングを続けるなら、アソビューがおすすめ。
詳しくは以下の記事でお話しております。ご参考にどうぞ。
【後悔させないために】知らないと、何が起こるのか?
これは脅しではありませんが、「事前に何も調べないでライセンス講習を受ける場合、何が起こる危険性があるのか」書いていきます。
結論から言うと、以下の通り。
- 器材をすべて購入させられる
- ダイビングを続けたいと思えなくなる
順にお話します。
器材をすべて購入させられる
冒頭でもお話した通り、ダイビングはお金がかかるスポーツです。
とくにダイビング器材が最もコストが高いです。
器材をすべて購入するとなると、ドライスーツ含めて約50万円。
これもメーカーや性能によってもかなり変動します。高性能ばっか揃えると100万超える場合も。
そんなお高い器材を、ライセンス取得時にすべて購入させようとするショップが存在します。
「ライセンス取った人は、最終的にすべての器材を購入しているよ」「ここで買った器材がないと、ライセンスは取得できない」などの説明があり、ローンを組むなどして購入することを強くおすすめされます。
ボクも過去に言われたのが、
・周りもローン組んで購入してから、ライセンス講習受けてるよ!
・器材購入すれば、嫌でも続けるよ!
・(ショップに訪れる度に)いつ器材購入するの?
「周りも同じ」という言葉に惑わされてはいけません!
たしかに今後ダイビングを続けていきたいなら、早い段階で器材購入を検討した方がお得です。
長期的に見たら、「マイ器材」を持っていた方がダイビングスキルの上達は早いし、器材レンタル代もバカになりませんからね。
しかし、ダイビング未経験者がライセンス講習申し込み段階で「今後もダイビングを続けたい」と考えるのは、極めて稀です。
まずは「講習を受ける」or「体験ダイビング」をしてから、今後も続けるか考える人が多いと思います。
ダイビングを続けたいと思えなくなる
知らないと後悔する事例、知識も何も知らずにライセンス講習を受けるとどうなるか。
金銭的にも精神的にも負担がかかり、ダイビングを続けたいと思えなくなります。
ダイビングライセンスを取得するには、ショップで申し込みをする必要があります。
そこで出会うスタッフはとても親しみやすく、話しやすいです。イントラ業をしているだけあって、話を盛り上げるのが上手な人が多いです。
しかし、気をつけていただきたいのがショップ側も売り上げを出すために「営業」していること。(「営業するのが悪い!」と言っている訳ではありません)
売り上げや実績を上げるために、ライセンス講習を受けさせるのはもちろんのこと、器材購入を強く勧めてきます。
しかも、「口が上手い人」がとても多い!
それを知らずに、今後も続けるかわからない人が行くと、スタッフに言われたことをすべて鵜吞みにしてしまう危険性があります。
これで初期段階で器材すべて購入したにも関わらず、講習を受けてみて「あれ?思っていたのと違う…」となってしまうと最悪です。
ローンを抱えてしまう上に、ダイビングに対する悪いイメージがついてしまい、今後も続けたいと思えなくなる場合も。
ダイビングを始めて後悔した…という声を聞きたくない
こんな事態にならないためにも、ダイビングライセンス取得時の「前知識」を持っておく必要があります。
【これで後悔しない】ダイビングライセンス取得前に知っておきたい4つのこと
ここでは、ボクの実体験やインターネットにある情報を基に「ダイビングライセンス取得時に知っておきたいこと」を書いてきます。
- ライセンス講習でかかる【費用の合計】
- 最初から【器材購入】する必要がないこと
- 【都市型ダイビングショップはお高い】こと
- 【ショップ選び】がとても重要であること
最低限、知っておいて損がない内容となっています!
①ライセンス講習でかかる【費用の合計】
ダイビングライセンス取得時、合計でいくらかかるのか知っておく必要があります。
なぜなら、悪質なダイビングショップかどうかを見分ける1つの指標になるから。
ダイビングライセンス取得するときにかかる合計費用は、「7~9万円(交通費、食費、宿泊費は別)」くらいが相場となっております。
しかしネットで調べると、中には「19800円」という破格な金額で講習を受けられる場所が!
「安いからここにしよう!」と思うかもですが、ライセンス取得で「19800円」はあまりにも安すぎるので必ず疑いましょう。
「安さ」には、必ず理由がある!
極端に費用が安い理由
安い理由は、以下の場合が多いです。
- 一部の費用が含まれていない(レンタル代、施設利用料は別など)
- 全ての器材を購入しないと受講できない
- 「オープンウォーターダイバー」ではなく「スクーバダイバー」だった
特に気をつけていただきたいのが、オープンウォーターダイバー(以下、OW)ではなくスクーバダイバーだったこと。
「スクーバダイバーコース」とは、「OWコース」の講習内容の一部を行うことで取得できるコースで、2つとも正式な初級ライセンスですが、以下の違いがあります。
スクーバダイバー | オープンウォーターダイバー | |
潜れる範囲 | 水深12mまで | 水深18mまで |
ダイビングスタイル | インストラクターつきっきり | 2人1組(バディシステム) |
「スクーバダイバー」は、時間が取れない人や気軽に取りたい人向けに設けられたコースです。
上記を見ていただく通り、ダイビングできる範囲や制限が「OW」より厳しくなってしまいます。
本来OWを取りたかったのに「激安!」という言葉に飛びついた結果、取得できたライセンスが「スクーバダイバー」だった、というのは避けたいところです。
サイトorショップへ直接問い合わせて、どのライセンスを取得できるか確認しておきましょう。
「ライセンス取得にかかる費用」、「格安だけで選んではいけない理由」を、以下で詳しくお話しております。
ご参考にどうぞ。
②最初から【器材購入】する必要がないこと
ダイビングライセンス取得時に、講習の申し込みと一緒に「器材をすべて購入する」ように勧められるのはよくある話です。
ボクも、講習時に器材購入を強く勧められました。
ここで覚えておきたいことは、最初から器材購入する必要がないこと。
器材をすべて購入すると、ドライスーツ含めて約50万円。
今後続けるかわからないのに、最初から50万円も出すのは極めてリスキーです。
初心者の内は、レンタル器材で十分!
いくらスタッフから「早いうちに器材購入した方がいいよ!」と言われても、「本当に今、器材を購入する必要があるのか」慎重に考えた上で、判断しましょう。
購入を検討している人は、器材も一式購入するのではなく、徐々に揃えていく人の方が大多数ということも覚えておきましょう。
まずは比較的安い軽器材から購入し、レギュレーター、BCD、ウエットスーツと順番に揃えていけばいいかと思います。
晴れてダイバーデビューした人達が次に悩むことが、【器材は「購入?orレンタル」どっちが良いの?】問題。
結論を言うと、「高頻度でダイビングするなら、早い段階で器材を購入した方が断然お得」であること。
以下の記事ではダイビング器材を購入する場合とレンタルの場合でのメリット・デメリットを検証し、ダイビング器材を購入する必要性について書いておりますので、ご参考にどうぞ。
③【都市型ダイビングショップはお高い】こと
都市型ダイビングショップは、全体的な価格設定が高いことを覚えておきましょう。
・都市型→街中にあるダイビングショップ
・現地型→海沿いにあるダイビングショップ
どこにお店を構えているかが、大きな違いになる。
基本的に、都市型ショップの方が費用が高い傾向にありますね。
ダイビングライセンス(OW講習)は、現地型であれば6~7万円、都市型は9~10万円かかります。
また、ステップアップ講習(アドバンス講習)やファンダイビングも、都市型ダイビングショップの方が価格が高い傾向があります。
費用を抑えたいのであれば、現地型ショップで取得するのがおすすめ!
だからといって、都市型ダイビングショップが悪い場所!という訳ではありません。
都市型にも、メリットはたくさんあります。
以下の記事では、現地型と都市型の違いやそれぞれのメリット・デメリットについて徹底解説しております。
ご参考にどうぞ。
④【ショップ選び】がとても重要であること
やはりダイビングライセンスを取得する上で一番重要なのが、【ショップ選び】。
- 悪質なダイビングショップかを見分けること
- ショップ全体の雰囲気が自分に合っているか
を確認するのが重要、という意味です。
以下の記事で、ダイビングショップの選び方を解説しております。
「沖縄での選び方」と書いてありますが、沖縄以外の場所でも使える内容となっております。ご参考にどうぞ。
悪質なダイビングショップの特徴
以下の特徴がいわゆる「悪徳ダイビングショップ」の可能性が高いです。
- ホームページに書かれている価格が極端に安い
- 器材の押し売りをしてくる
- スタッフが不愛想で、威圧的な態度を取ってくる
ダイビングショップの中には、ライセンス取得時に器材を購入させてきたり、他で購入した器材は使わせないという悪質な店があります。
「あれ?他の店より安い!」と思って行ってみたら、器材購入必須であったり、インストラクターまで取らされる場合もあるとか。
器材購入を勧めるだけなら良いのですが、「器材を購入しないと講習が受けられない」など逃げられないようにするので注意。
特にスタッフがめちゃくちゃ不愛想なのは、一番やばいな!
ボクは未だに出会ったことがないですが、ダイビングする前のブリーフィング時もテキトーで威圧的な態度を取ってくるガイドもいるんだとか。
もしそのようなショップに出会ってしまったら、即逃げましょう!
悪質なダイビングショップを避ける方法
以下に「悪質なダイビングショップ」を避ける方法を記載します。
- SNSや口コミを確認する
- 極端に安いショップは避ける
- 信頼できる人に紹介してもらう
一番確実なのは、信頼できるインストラクターや友人にダイビングショップを紹介してもらうことですが、
ダイビングライセンスを取得していない人で「信頼できるダイバーの知り合い」がいることなんて滅多にありません。
なのでSNSで聞いてみたり、口コミで評判を確認してから予約することをおすすめします。
アソビューで予約するなら、口コミが豊富にあるので参考にしやすい!
ダイビングショップの雰囲気が自分に合っているか
いろんなショップに足を運んで「自分に合う場所を見つける」ことは、とても重要。
ショップの雰囲気は、【在籍するスタッフ】や【客層】によって変わります。
- 【在籍するスタッフが多い場合】→自分に合うインストラクターを探せる反面、担当する人がランダムなことが多く、やりづらい
- 【お客さんが多い場合】→全体的にわいわい賑やかな雰囲気が多いが、既存のコミュニティが出来てしまっていることが多いので、入りづらい
- 【年齢層が若いor高い場合】→様々な世代の人と交流できるが、年の差を気にしてうまく馴染めない場合も…
上記はあくまで一例です。
しかし、ショップの雰囲気と自分が合ってないと、ダイビング自体続ける気力が無くなってしまいます。
ショップと自分との相性はとても重要!
なのでライセンス講習の申し込みをする前に、ショップ全体の雰囲気を確認してから選びましょう。
確認事項は以下の通り。
- ダイビングショップの雰囲気が自分に合っているか
- スタッフや客の年齢層が自分に合っているか
SNSやブログにアップされている写真を確認すれば、どんな雰囲気で過ごしているか、どのくらいの年齢層の人達が集まっているか確認できます。
しかし、ダイビングショップ全体の雰囲気が自分に合っているかは実際に行ってみないとわからないのが正直なところ。
不安であれば、直接ダイビングショップへ電話して話してみるのも雰囲気を掴む方法の1つです。
もし、自分に合わないダイビングショップに出会ってしまったら?→変えましょう
正直お店の雰囲気が自分と合わないのですが、変えた方がいい?
結論としては、すぐに変えましょう!
上記でもお話したように、ダイビングショップには【相性】が存在します。
- 陽キャ大学生みたいなノリが苦手
- インストラクターと話が合わない
- 客の年齢層が合わず、やりづらい
相性が合わない理由は、人それぞれ。
それを我慢して同じショップに通い続けるのはかなりストレスですし、今後ダイビングを続けたいという気持ちが無くなってしまいます。
ショップとの相性が悪かっただけで「ダイビングなんて始めなければよかった…」と後悔してほしくない!
ボクが2年間お世話になったショップから離れた話
ボクも過去に、2年間通っていたダイビングショップから離れた経験があります。
理由は、電話やお店に訪れたときに「ファンダイビングツアー申し込みの営業をされる」のがとても嫌だったから。
です。
ダイビングショップで開催しているツアーで、ガイド付きでダイビングを楽しめる。ダイビングライセンス取得後は、「ファンダイビングツアー」に参加するのが一般的。
なので、ライセンス取得後はファンダイビングツアーの申し込みを勧めてきます。
ここで普通に断ればいいのですが、ボクの性格上はっきり断れず、最後は押し切られてツアーを予約してました(笑)
最初は「とにかく潜りたい!」という気持ちが強かったので、ストレスはなかったのですが…
自分のペースでダイビングしたいのに、毎回ツアーのお誘いを受けるのがストレスになって、今では行きたい海近くにある現地型に予約してダイビングしています。
ボクが通っていたお店はいわゆる「悪徳ダイビングショップ」ではなく、安全面が十分に考慮されており、スタッフの質も高かったので総合的には良心的なダイビングショップでした。
しかし、お客への営業や押しが強く、その部分が自分と合わなかった、というだけのことです。
このように、人それぞれダイビングショップとの相性がありますので、「今のショップにいるのがシンドい…」と感じたらショップを変えてしまいましょう。
体験ダイビングより、ライセンスを取得した方が‘‘100倍’’楽しい理由
そもそも、体験ダイビングとライセンス取得って何が違うの?
結論から言うと、ダイビングの楽しめる幅が違います。
ライセンスを取得した方が体験ダイビングより100倍楽しいと考えております。
なぜなら、体験ダイビングは潜れる範囲やスタイルに制限があるから。
以下に体験ダイビングとライセンス取得時での制限の違いを載せております。
体験ダイビングの場合 | ライセンス取得した場合 | |
潜れる範囲 | 水深12mまで | 水深18m~40mまで |
ダイビングスタイル | インストラクターつきっきり | 2人1組(バディシステム) |
潜るときの制限 | 制限あり | 基本的に自由に泳ぎ回れる |
体験ダイビングは潜れる水深が浅いので、必然的に潜る場所も限られてしまいます。
ライセンスを取得した方が基本的に自由に泳ぎ回れる上に、潜れる場所の範囲も広がります。
一例を出すと、上記は宮古島の三大地形スポットの1つ「アントニオガウディ」という有名なダイビングスポット。
宮古島にダイビングしに来たら必ず訪れたい場所の1つです。
しかしここのポイント(写真を撮った場所)、最大水深ー30m以上という超深い場所にあります。
この場所は体験ダイビングでは絶対に行けない場所なので、ダイビングライセンスが必須になります。
水深ー30mなので、ランクもアドバンスオープンウォーター(中級者ランク)が必要!
このように、「最大限ダイビングを楽しみたい!」「有名なスポットを巡りたい!」のであればライセンス取得は必須だし、体験ダイビングでは決して味わえない世界を楽しめますよ。
詳しくは、「体験ダイビングではなく、ダイビングライセンス取得をおすすめする理由は?」でお話しております。
【まとめ】ダイビングライセンス取って後悔した…と言わせない!
今回は、ダイビングライセンス取得前に知っておきたいことを書いていきました。
①ライセンス講習でかかる【費用の合計】
②最初から【器材購入】する必要がないこと
③【都市型ダイビングショップはお高い】こと
④【ショップ選び】がとても重要であること
ダイビングは、とても魅力的なスポーツです。
スポーツといっても誰かと競い合うものではなく、「ダイビング中、これやるのが好きだな!」と感じたものをとことん追求するのが目的だと考えております。
ダイビングは、自分の「好き」を追求できる素晴らしい趣味!
だからこそ、一番初めのライセンス講習やショップ選びで失敗してほしくないのです。
今回の記事を読むことで、少しでも自分に合うダイビングショップに出会えることを願っております。
ありがとうございました。
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