【簡単に使える】ダイビング中の緊急事態に使える必携アイテム6選
こんにちは。「プロぼっちダイバー」kazu(@kazu_anemone12)です。
皆さんは万が一、ダイビング中トラブルに遭遇したときに使える安全対策アイテムを持っているでしょうか?
海の中は陸では味わえない、まるで別世界に迷い込んだような魅力的な場所である一方、本来は人が立ち入ることができない領域です。
つまり、海には無限の楽しみもあれば「万が一の危険性」も秘められています。
- 海の流れが速すぎて漂流されてしまった!
- 水中で生き物撮るのに夢中になってたら他ダイバーとはぐれてしまった!
などの緊急事態に巻き込まれた場合、自分1人だけになっても助かるように備えておくことはとても重要です。
しかし、以下の通りに考えるダイバーさんも多い。
- ダイビング中の事故が怖いから備えたいけど、何を購入すればよいかわからないし、ちゃんと使えるのか不安…
- 最低限でも持っておくべき安全対策アイテムはなに?
そこで今回は『誰でも簡単に使える、ダイビング中の緊急事態に使える安全対策アイテム6選』をご紹介しますね。
- 万が一ダイビング中のトラブルに巻き込まれた場合、簡単に使える安全対策アイテムは?
- 最低でも、持っておくべき安全対策アイテムは?
以下の記事では、万が一漂流してしまった場合の対処方法を解説しておりますので、ご参考にどうぞ。
万が一、ダイビング中のトラブルに巻き込まれた場合、使える安全対策アイテムは?
この記事では「6つの安全対策アイテム」をご紹介します。左に「★」マークがついているものが「ダイバーとして最低限持ってほしいアイテム」です。
①シグナルフロート★
②ミラー
③ホイッスル
④ライト★
⑤ベル
⑥ダイブホーン
順番に紹介していきます。
水面で効果があるアイテム
以下では、「水面」で効果があるアイテムをご紹介します。
①シグナルフロート
シグナルフロートは、全ダイバーに持っておくべきアイテムの1つ。
自分が流されてしまったときに膨らませて水面に浮かせることで、かなり遠くでも発見されやすくなるアイテムです。
シグナルフロート使わなくても、水面に浮いていれば分かるんじゃないの?
そう思う方が多いと思いますが、船から水面のダイバーを見つけるのはとても難しいです。
広い海にポツンといると見つけにくいし、波によって隠れてしまう場合もありますからね。
「水面に浮いていれば見つけてもらえるから、ヨシ!」などと思わないように躊躇せずシグナルフロートを使用してください。
- 漂流されてしまったとき
- ドリフトダイビングするとき
流れの速いポイントで、流れに身を任せてダイビングするスタイルです。基本的にボートダイビングになります。マグロやイソマグロ、ハンマーヘッドシャークなどの大型回遊魚が高確率で見れるのが最大の魅力。
ボートは固定しないので、ボートからエントリーしたら元の場所に戻らず、エキジットする際はシグナルフロートを使用してボートにお迎えしてもらいます。
シグナルフロートは基本的に下の入り口にオクトパスから空気を入れてゆっくり膨らませて使用します。
このとき、できるだけ空気が漏れないように下を留めておくように。
水中なら「リール」という長い紐をシグナルフロートに装着して、リールを持ちながら膨らまします。
水中で膨らませると勢いよく打ちあがるので、しっかりリールを持ちなら水面にシグナルフロートが立つように引っ張って調整するとよいです。
また、水面にでた瞬間に船に接触しないように、中層付近(安全停止する深度「5~6m」くらい)でシグナルフロートをあげて合図しましょう。
そうすれば、安全に水面に出ることができます。
②ミラー
ミラーは漂流時に太陽光を利用して反射させることで自分の居場所を知らせるアイテムです。
ヘリなど上空からの探索に有効です。2~4㎞先まで反射できるとのこと。
漂流時に上空から見つけてもらう際に使用
太陽を利用して光を反射させ、使用する。価格が安く、サイズもBCDのポケットに入るくらいなのでかさばらないが、日が差してないと使えないのは厳しい。
③ホイッスル
ホイッスルは水面で遠くの船に、限りなく少ない力で大きな音を出せるアイテムです。
大声をあげて呼んでも聞こえない場合もあるし、体力を消耗してしまいます。
その点、ホイッスルは少ない力で大きな音を出せますし、BCDにつけておくだけでかさばらないので、持ち運びも便利です。
漂流時、水面で遠くに船をみつけたとき
普通に吹いて使用する。少しの力で大きな音がでる構造になっている。
水中で効果があるアイテム
以下では、「水中」で効果のあるアイテムをご紹介しますね。
④水中ライト
水中ライトは、海の中で光らせることで自分の居場所を相手に知らせることができます。
生き物を探すときや写真を撮るときにも使用するものだけではなく、自分の身を守るためにも持っておくべきアイテムです。
- 透明度が悪いとき
- ナイトダイビング、洞窟ダイビングなど、暗い場所でダイビングするとき
- 漂流されて夜になってしまったとき
ダイビング中、常に電源をつけておく
⑤ベル
ベルは振るだけで水中でも音が鳴り響いて、簡単に自分の居場所を知らせることができるアイテムです。
多くのインストラクターが持っているアイテムですね。
実際に、ダイビング中にベルを鳴らされると「何かあったのか?」と音の方向へ注目してしまいます(笑)
- 水中で何か伝えたい時に注目してもらうとき
- 水中でロストしたとき
BCDにつけておいて、振るだけで水中に音が鳴り響く
⑥ダイブホーン
ダイブホーンはBCDのパワーインフレーターと中圧ホースの間に装着するアイテムでボタン1つで水中で音を鳴らすことができます。
水中でも使用できるホイッスルみたいなものですね。
- 漂流したとき
- 水中でロストしたとき
- 水中で相手に居場所を伝えたいとき
BCDのパワーインフレーターと中圧ホースの間に装着し、ボタン1つで音を鳴らす
【まとめ】自分の身を守るために購入をおすすめします
今回は『誰でも簡単に使える、ダイビング中の緊急事態に使える安全対策アイテム6選』をご紹介しました。
①シグナルフロート★
②ミラー
③ホイッスル
④ライト★
⑤ベル
⑥ダイブホーン
特に、「★」マークがついているものは最低限持っておいてほしいアイテムとなっております。
ファンダイビングに参加すればインストラクターがいるし、準備しなくても助けてくれるだろう!
と考えて準備を怠らないようにしてください!
万が一のトラブルに遭遇した場合、いくらインストラクター歴20年以上のベテランダイバーと一緒に潜るからといっても、最終的に自分の身を守れるのは自分のみです。
ダイビング中さっきまで穏やかだったのに、急に流れが速くなり「気がついたら他ダイバーとはぐれてしまった!」となった場合、自分1人でなんとか助かる方法を探さないといけません。
そんなときのために、「シグナルフロート」や「ライト」などの安全対策アイテムを持っていれば生存率はグッと高まります。
「万が一の事故」に備えるために、今回紹介した安全対策アイテムを購入することを強くおすすめします。
以下の記事では、漂流されたときの対処方法をお話しております。
以上が参考になったら嬉しいです。
ありがとうございました。